アーユルヴェーダに使われる植物 🌿 ヘナ 🌿
ヘナはインドの伝承医学であるアーユルヴェーダにおいて何千年もの
昔から重宝されてきました。その有効性は皮膚病予防・止血・打撲傷
火傷・防腐剤などの薬剤として使われその歴史は遡ること・・・
インド神世の時アーユルヴェーダの始祖とされるブラフマー神がヒン
ドゥー教の神であるヴィシュヌ神、シヴァ神と共に描写されている最
も早い段階の記述は紀元前10世紀の後半に編纂された讃歌です。
ヘナの白い花はインドの美と幸運の女神ラクシュミー神様が愛した
万能の花としてインドの人々は今もとても大切にしています。
その香りがジャスミンに似ていることから香水も作られています。
美と幸運の女神様ラクシュミー神のおかげ様でしょうか。
ヘナで肌に模様を描くメヘンディには幸運を呼ぶ力があると信じら
れていて、神事や祝い事があるとインドの女性は必ずメヘンディを
描くそうです。
祝い事で描く幸運を呼ぶメヘンディ
日本では近ごろ期間限定の素敵なアートとして家庭内祝い事No. 1
おめでた妊婦さんのお腹に描く「マタニティ・メヘンディ」として
臨月期を楽しむ人が増えているようです。
メヘンディに守られる花嫁さま
ヘナ 🌿 美容と健康デトックス効果
身体の毒出しをしてくれるだけでなく心までデトックスしてくれる
健康維持に抜群の効果を発揮するハーブです。
ヘナといえば白髪染をイメージする方が多いのではないでしょうか。
日本でも自然志向の高まりと共にヘアカラーにヘナを扱う美容院が
増えていき、今ではすっかりその名が定着しています。
ヘナの葉には抗菌・殺菌作用があるためフケやかゆみを抑えてくれ
傷んだ髪を回復させる効果があります。
繰り返し使用するうち髪質の悩みが改善され健康的な髪になります。
ヘナには、髪に栄養を与えながら髪を染めるチカラがあるんです。
ヘナが女性の守り神と呼ばれる効果
生理不順など女性ホルモンにも働きかけることから更年期障害の
症状緩和に使われることもあります。
ヘナでヘアトリートメントを続けた後PMSの症状が緩和されたり
子宮筋腫が小さくなったという方もいます。ちょっとネット検索
するだけで、子宮の病気が良くなった報告がごろごろ出ますね。
疲労回復を助け、深い眠りへと誘なうヘナ
ヘナに含まれる、ローソニア・アルバという成分が血圧を安定させて
ゆったりと深い眠りに誘なってくれます。
ローソニア・アルバは肝臓の毒素を取り除くことに有効であることが
認められていて、デトックスハーブの女王と呼ばれる所以です。
ヘナでヘアパック中に眠くなることがありますが、これはこのヘナに
含まれる成分ローソニア・アルバの作用です。
ヘナ:ミソハギ科
学名:ローソニア・アルバ
上位分類:ローソニア
古代インド、神世の時代から重宝されてきた薬草として君臨したヘナ
万能植物ヘナを物語り、すべてが腑に落ちる学名を持っていました。