古代エジプト時代から薬草として活躍
カモミールは4000年以上も遡る古代バビロニアで
すでに薬草として活用されていたと言われ、
ヨーロッパでは「医者の植物」と呼ばれる代表的な
医療用ハーブです。
カモミールの歴史
日本には鎖国まっ只中の江戸時代に、長崎を経由し
ポルトガルやオランダから伝搬してきました。
古代エジプトの女王クレオパトラが安眠の薬として
カモミールティーを飲んでいたとされます。
古代ローマ時代では痛みを緩和する鎮痛薬として
婦人病の薬として薬効が活用されていました。
月経痛など女性特有の痛みを和らげたことから別名
「マザーハーブ」と呼ばれます。
イギリス童話「ピーターラビット」にも登場します。
お腹を壊したピーターラビットにお母さんが煎じて
飲ませてくれたのがカモミールティーでした。
カモミール／２種類の香り
花が開ききる前に花の部分を摘み取り、生または
乾燥させたものをハーブティーとして飲みます。
カモミールから抽出した精油をお風呂に入れて、
リラックス効果を求めることもできます。
ジャーマン／ローマン
カモミールには２種類の香りがあります
ジャーマンカモミール
科名：キク科
学名：Matricaria recutita/Matricaria chamomila
ローマンカモミール
科名：キク科
学名：Anthemis nobilis
ハーブティーとして飲まれるのはジャーマン
女王クレオパトラが安眠薬として飲んでいたのも
ジャーマンカモミールです。
不安や緊張を取り除く鎮静効果や消化促進効果、
また眠りを促す誘眠作用といったリラックス効果
をはじめ、風邪の初期症状には発汗・解熱・保温
といった即効性を表すとしても重宝されています。
またドイツでは歯肉炎の予防や治療に有効と承認
され、カモミールエキスや
濃いめに抽出したカモミールティーをマウスウォ
ッシュに使うこともあります。
カモミールが植物のお医者さんと呼ばれる所以に
弱った植物のそばに置いておくと、弱った植物が
元気を取り戻すことから「植物のお医者さん」と
呼ばれるんです。
人間の健康を保ち「医者の植物」と親しまれ、
植物の健康を保ち「植物の医者」と親しまれる
その効果効能たるや無限にあるようですね。
リラックス効果／安眠効果
ハーブティーに使用されるジャーマンカモミール
とても甘い、青リンゴのような香りが特徴的です。
この甘い香りに鎮静効果があり
イライラや疲労・興奮を鎮めてくれるんです。
眠る前に暖かいカモミールティーを一杯飲んで
お腹の中を温めて、甘い香りに包まれることで
副交感神経が活発になりリラックスすることが
できて落ち着いた眠りに誘われることでしょう。
抗炎症作用が皮膚や粘膜を守ります。
自然療法大国ヨーロッパではカモミールティーを
マウスウォッシュにして口腔ケアに活用します。
保湿効果も高いことから
・入浴剤
・シャンプー、リンス
・化粧水、乳液など
様々なスキンケア製品として活用されています。
また、アレルギー症状の緩和にも有効性があり
カモミールティーの蒸気を吸い込むだけで、
鼻詰まりが楽になります。良いこと尽くしですね。
但し、ブタクサアレルギーの方は注意が必要！
アレルギーに効果的なのにどうして限定的に
ブタクサアレルギーの人はダメなのか？
カモミールとブタクサは同じキク科の植物。
それ故ブタクサでアレルギー症状がでる人は
同じキク科のカモミールで逆にアレルギーを
誘発する可能性がありますから要注意です！
マザーハーブとしてのカモミールの効能発揮は
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こちらの空間で、皆さまとカモミールを使った
アロマクラフトを楽しみながら
美容と健康にダイレクトに作用する効果効能を
お伝えする予定です。
どうぞオリジナル体験講座の素敵なfile公開日を
楽しみにお待ちいただければと思います。
そして記事を待つだけでなく、どうぞ皆さま
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