精油・キャリアオイルガイド |
アンゼリカ(ルート)/アンジェリカルート |
野生のアンゼリカ(ルート)
学名のAngelicaはラテン語で天使を意味します。Archangelicaは大天使の意、
疫病が流行した時一人の修道僧の夢に天使が現れ、この草に疫病を防ぐ力が
あることを伝えたと言われています。
それが大天使ミカエルであり、この草の花は5月8日の聖ミカエルの日に開花
するという伝説があります。そのため、ヨーロッパでは『 天使のハーブ 』、
『 聖霊の宿る根 』とも呼ばれています。その名の通り、古くからこの芳香が
悪魔を退け、病気を治すと信じられており中世ヨーロッパでは「魔女の霊薬」
としても用いられてきました。
学名:Angelica archangelica L. |
植物について
全草に甘味、ほろ苦味と強い芳香があります。
栽培では、春撒きで翌年、秋撒きで翌々年に花をつけ、株分けによる増殖も適します。
欧州各地、北欧、東欧、シベリア及びグリーンランド等の湿原やアルザス地方などの
山岳地に自生し、草丈は1−2mほどになります。寒さに「強いたけ、スカンジナビア
では、貴重な野菜として利用されます。葉は大きく羽状の切れ込みがあり、
初夏に黄緑の散型の花をつけ、冷涼な場所を好みます。
精油について
抽出部位 | 根 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | ベース |
主要成分 | ピネン・リモネン・1,8-シネオール・*フロクマリン類 |
主要作用 | 鎮静・精神安定・免疫強壮 |
<安全性>
*注意* 光毒性
*禁忌* 皮膚:光毒性を避ける最大的容量(0.8%)を超えて塗布された場合
12時間以上、日光またはサンベッドの光線を浴びてはいけません。
出典:R.Tissrand&young精油の安全性ガイド
心への作用 |
うつ状態、情緒不安定、欲求不満、ストレス、不眠、無気力、不安、挫折感、恐怖心
ネガティブになりがちな心に不屈の精神を養う後押しをしてくれるとされています。
自律神経を調整する作用があり、副交感神経の働きを助けます。
シードには、視床下部の働きを調整するさようがあるとされています。
体への作用 |
消化不良、腸内ガス、免疫低下、痰、カタル症状、リウマチ、冷え性、腰痛
どちらかと言えば精神面での利用が多いとされますが、第一チャクラを活性化して
生殖器系や消化器系の働きを高めます。
主な使用法 アロマバス・トリートメント・スキンケア・ヘアケア・入浴剤 |
ブレンドアドバイス 作用が強いので必ずブレンドするか、分量を抑えて使うこと |